
「このままじゃダメだ。でも、どうすれば…」
30代という貴重な時間を自宅で過ごし、社会に出ることへの強い不安や将来への焦り、そして自己嫌悪感に苛まれていませんか?
現状を変えたいという切実な思いはあるものの、何から手をつけて良いか分からず、一歩を踏み出せないでいるあなた、親御さまに向けて、今回は引きこもりという暗いトンネルから抜け出すための具体的なステップ、利用できる専門機関や相談窓口、そして同じ悩みを抱える仲間と繋がる方法を詳しく解説します。
札幌市西区にある就労継続支援B型事業所「ジャバメート」では、ひきこもりで外出が難しかった方が「社会復帰できた!」という嬉しいお声をたくさんいただいています。お電話またはお問い合わせフォームから「お申込み」いただき、見学・体験ができます。ぜひお気軽にご相談にいらしてください。
目次
30代の引きこもりの現状と理解

まず、あなた、お子様が置かれている状況を客観的に理解することから始めましょう。
なぜ引きこもってしまうのか、そしてそれは決して本人の問題だけではないことを認識することが大切です。
なぜ30代で引きこもってしまうのか?
30代での引きこもりは、就職活動の失敗、職場での人間関係のつまずき、ハラスメント、過労、あるいは学生時代からの不登校経験の延長線上にあるなど、様々な要因が複雑に絡み合っています。
理想と現実のギャップに苦しみ、自信を喪失し、社会との関わりを避けるようになるケースは少なくありません。
長期化する引きこもりのリスク
引きこもりが長期化すると、生活リズムの乱れ、体力・気力の低下、社会性の喪失、孤立感の深化、うつ症状など、心身ともに様々な問題が生じやすくなります。
また、年齢を重ねるごとに再就職へのハードルが高く感じられ、ますます社会復帰への一歩が踏み出しにくくなるという悪循環に陥ることもあります。
周囲が抱く誤解と偏見
「怠けている」「本人のやる気がないだけ」といった周囲からの誤解や偏見は、当事者をさらに苦しめます。しかし、引きこもりは個人の意思の弱さだけでは片付けられない、社会的な要因も含む複雑な問題です。まずは正しい理解を広めることが重要です。
引きこもりは「甘え」ではない
「引きこもりは甘えだ」という言葉に、あなたも傷ついた経験があるかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。引きこもっている本人は、誰よりも現状に苦しみ、焦り、罪悪感を抱えています。好きで引きこもっているわけではないのです。
データで見る30代引きこもりの実態
内閣府の「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」によると、15歳から64歳で引きこもり状態にある方は全国で約146万人と推計されています。このうち、若年層(15歳~39歳)に絞ると、30代(30歳~39歳)が36.8%を占めています。
また、引きこもりを開始した年齢では20代が最も多く、現在30代で引きこもる方の多くが20代からその状態を継続している可能性が高いと考えられます。
参考:内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」
回復への道のりは必ずある
どんなに長く暗いトンネルの中にいるように感じても、必ず出口はあります。
時間はかかるかもしれませんが、適切なサポートを受け、あなた自身のペースで一歩ずつ進んでいけば、必ず社会との繋がりを取り戻し、あなたらしい生き方を見つけることができます。
本人が変わるための第一歩
現状を変えたいという気持ちが少しでも芽生えたなら、それが大きなチャンスです。
ここからは、あなた自身が取り組める具体的なステップをご紹介します。
まずは現状を受け止める|自己理解を深める
今の自分の状況、感情、そして「なぜ引きこもるようになったのか」を否定せずに受け止めることが最初のステップです。
辛いかもしれませんが、自分自身と向き合い、自己理解を深めることで、次に何をすべきかが見えてきます。
小さな目標設定から始める|達成感を感じる
「朝決まった時間に起きる」「部屋の掃除をする」「散歩に出かける」など、ほんの些細なことで構いません。
達成可能な小さな目標を立て、それをクリアしていくことで、「自分にもできる」という達成感を感じ、自己肯定感を高めていきましょう。
興味のあることから挑戦する|楽しみを見つける
以前好きだったこと、少しでも興味が持てること、やってみたいと思っていたことに挑戦してみましょう。
読書、音楽、映画、ゲーム、料理、運動など、何でも構いません。楽しみを見つけることは、心のエネルギーを回復させ、前向きな気持ちを引き出すきっかけになります。
過去のトラウマと向き合う|専門家のサポートを検討
もし過去の辛い経験やトラウマが引きこもりの原因になっていると感じるなら、一人で抱え込まず、専門家のサポートを検討しましょう。
精神科や心療内科などの医療機関でカウンセリングを受けたり、適切な治療を受けたりすることで、心の傷を癒し、前へ進む力を得られることがあります。
自分を責めない|ありのままの自分を認める
「なぜ自分はこうなってしまったんだ」「もっと頑張らなければ」と自分を責め続けてしまうのは辛いことです。今のありのままの自分を認め、許してあげてください。
周囲に助けを求める勇気を持つ|信頼できる人に相談する
一人で悩みを抱え込まず、勇気を出して信頼できる人に相談してみましょう。家族、友人、あるいは専門機関の相談員など、誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になることがあります。
未来への希望を描く|具体的な目標を持つ
すぐに大きな目標を立てる必要はありません。「こんな生活が送れたらいいな」「あんなことができるようになりたいな」といった、ささやかな希望や具体的な目標を持つことで、日々の生活に張りが出て、行動へのモチベーションが生まれます。
【家族ができること】寄り添い、支えるためのヒント
ご家族にとっても、引きこもりは深刻な問題です。ご本人の回復には、ご家族の理解と適切なサポートが不可欠です。
頭ごなしに否定しない|まずは気持ちを受け止める
「いつまでそうしているんだ」といった言葉は、本人を追い詰めるだけです。まずは本人の辛い気持ちや葛藤を受け止め、共感する姿勢を示しましょう。
焦らず、見守る姿勢|本人のペースを尊重する
回復には時間がかかります。焦って結果を求めたり、無理強いしたりせず、本人のペースを尊重し、辛抱強く見守ることが大切です。
コミュニケーションを諦めない|根気強く関わる
会話がなくても、挨拶をする、食事に誘うなど、根気強く関わり続けることが重要です。「気にかけているよ」というメッセージを伝え続けましょう。
専門機関への相談を検討する|第三者の力を借りる
家族だけで解決しようとせず、専門機関に相談しましょう。精神科や心療内科などの医療機関の受診を勧めたり、引きこもり支援センターなどに家族が先に相談に行くことも有効です。第三者の客観的な意見やアドバイスは、解決の糸口となります。
家族だけで悩まない|支援ネットワークを作る
家族会に参加したり、同じ悩みを持つ他の家族と繋がったりすることで、情報を共有し、精神的な支えを得ることができます。孤立しないことが大切です。
日常生活の中でできるサポート|食事、環境整備など
規則正しい生活を送れるように、食事の準備や声かけをしたり、本人が安心して過ごせるように家庭環境を整えたりすることも、間接的なサポートになります。
家族自身の心のケアも大切にする|無理のない範囲で
家族が疲弊してしまうと、共倒れになりかねません。家族自身も休息を取り、自分の時間を持つなど、心の健康を保つことを忘れないでください。
社会との繋がりを取り戻すためのステップ
社会との繋がりを取り戻すための具体的なステップです。焦らず、あなたに合った方法で進めていきましょう。
地域の相談窓口を活用する|公的支援を知る
まずは、お住まいの地域にある公的な相談窓口を活用しましょう。専門の相談員が、あなたの状況に合わせた情報提供や支援機関への紹介などを行ってくれます。
各都道府県のひきこもり相談支援センター
各都道府県や政令指定都市には「ひきこもり地域支援センター」が設置されています。ひきこもり本人や家族からの相談に応じ、関係機関と連携しながら支援を行います。
地域若者サポートステーション(サポステ)
働くことに悩みを抱える若者(主に15歳~49歳)を対象に、就労に向けた相談や各種プログラムを提供しています。コミュニケーションスキル向上や職場体験なども行っています。
札幌市で相談できる窓口
引きこもり支援団体を探す|同じ悩みを抱える仲間と繋がる
NPO法人などが運営する民間の引きこもり支援団体も多数あります。居場所の提供、訪問支援、共同生活プログラムなど、多様なサポートを行っています。同じ悩みを抱える仲間と出会い、共感し合える場は大きな力になります。
ボランティア活動に参加してみる|社会との接点を持つ
短時間から参加できるボランティア活動は、無理なく社会との接点を持つ良い機会です。誰かの役に立つ喜びを感じることで、自己肯定感も高まります。
趣味や習い事を始める|新しいコミュニティに属する
興味のある趣味や習い事を始めてみるのも良いでしょう。好きなことを通じて新しいコミュニティに属し、人との交流を楽しむ中で、自然と社会性が身についていきます。
段階的な社会復帰プランを立てる|焦らず進む
いきなりフルタイムで働くことを目指すのではなく、「まずは週に数日、短時間から」「簡単な作業から」といったように、段階的な社会復帰プランを専門家と一緒に立てることが大切です。
就労支援を活用する|社会参加への具体的な一歩
就労支援施設は、社会復帰を目指す上で非常に心強い存在です。あなたのペースに合わせて、働くための準備や訓練をサポートしてくれます。
札幌市西区にある「ジャバメート」は、就労継続支援B型事業所で、引きこもりから抜け出したい方の支援を行っています。
洗濯やクリーニングを中心としたお仕事を取り扱っており、日常生活に役立つ洗濯技術を身につけられるため、一人暮らしを視野に入れて社会復帰を目指したい方におすすめですよ。
また週1回から働くことも可能で、洗濯やクリーニングだけでなくポスティングやオリジナル洗剤作りなどの仕事もあります。
これから少しずつ働き始めようと考えている方は、札幌市西区にあるジャバメートにご相談ください。
30代の引きこもりについてのよくある疑問
30代で引きこもりに悩む方からよく寄せられる質問にお答えします。
Q1:30代で引きこもりは珍しいことですか?
決して珍しいことではありません。前述の通り、引きこもりは若者だけの問題ではなく、幅広い年代で見られます。30代で悩んでいる方はあなた一人ではありません。
Q2:いつまでこの状態が続くのか不安です。引きこもりからの社会復帰は難しいですか?
不安に思うのは当然です。回復までの期間は人それぞれで、簡単な道のりではないかもしれません。しかし、適切なサポートを受け、諦めずに一歩ずつ進んでいけば、社会復帰は十分に可能です。焦らず、あなたのペースを大切にしてください。
Q3:何をしたら良いのか全く分かりません。最初の一歩はどう踏み出せば良いでしょうか?
まずは、誰かに「助けてほしい」「話を聞いてほしい」と伝えることから始めてみませんか?それが家族であれ、公的な相談窓口であれ、あるいは私たちのような支援事業所であれ、どこでも構いません。
特に、具体的な行動に移したいけれど、どうすれば良いか分からないという場合は、ジャバメートに相談してみるのも一つの良い方法です。専門のスタッフが、あなたの状況を丁寧にお聞きし、一緒に次の一歩を考えてくれます。見学や体験を通じて、事業所の雰囲気を感じてみるだけでも、新しい発見があるかもしれません。
まとめ
30代での引きこもりは、決して本人だけの責任ではありません。社会に出ることへの不安、過去の経験、自信の喪失など、様々な要因が絡み合っています。しかし、現状を変えたいというあなたの気持ちこそが、未来を切り開く最大の力です。
この記事で紹介したように、まずは自分自身を理解し、小さな目標から始め、専門機関や支援者の力を借りながら、あなたのペースで社会との繋がりを取り戻していきましょう。
まずはジャバメートでお仕事に挑戦してみよう!

ジャバメートは、札幌市西区二十四軒(札幌中央卸売市場向かい)にある、就労継続支援B型事業所です。地下鉄東西線「二十四軒駅」から徒歩8分と、地下鉄で通える便利なアクセス。
ジャバメートの5つの特徴
- 高収入を目指せる! 頑張り次第で、高い工賃をGET!
- 洗濯スキルがUP! 自分の洗濯物を週1回、仕事として洗えます。
- 自分に合った仕事を選べる! 洗濯、ポスティング、清掃、チラシ折りなど、色々な仕事があります。
- 楽しいイベント盛りだくさん! レクリエーションで、仲間と楽しい時間を過ごせます。
- アットホームな雰囲気!
「働きたいけど、続けられるか不安…」
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そんな方も、ご安心ください。ジャバメートは、一人ひとりのペースに合わせて、丁寧にサポートします。
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見学はいつでもOK! ご予約いただければ、職員がご案内します。
ご同行も大歓迎です! ご家族や支援者の方と一緒に来ていただけます。
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